2025年03月02日

4寸博多鋏、鋼

鋼の準備が出来た。
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日本の刃物の特徴であり
もともとは日本刀より生まれた技術。
地金という柔らかい鉄に
鋼という固い鉄を貼り付けることで
切れ味鋭く粘りがあり折れない
刃物が出来上がる。
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鋏もそうなっており、
地切した地金のサイズにあわせて
細く伸ばした鋼を切り分け鍛接する。
ポイントは鋼に爪をつけること。
この爪を地金に食い込ませて
ズレないようにして行なう。
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しかしこの爪部分を
作るのがまた一苦労で
どうやって作っているかは企業秘密。
最近ようやく確立した感じ。
フー、次は鍛接。
火造りにおける最大の山場。
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無事、次に進めますように。
posted by アサケン at 15:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 鍛冶修業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年01月04日

4寸博多鋏、曲金&地切り

さて、久しぶりに鋏作りに取り組む。
今回作るのは4寸の博多鋏。
師匠が作っていたもので、
私が実物を見たことのある博多鋏としては
これが最小サイズのものだ。

師匠の工場の道具を使って
以前に1本作ったことがあったのだが
自分の工場で作るのは初めての経験。
ということで曲金という
鋏の持ち手を曲げて形成するための
道具造りから始める。
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そして、地切りという
第一段階の作業まで終了。
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今後のための記録として
その寸法を撮っておこう。
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今回も無事出来上がりますように。
posted by アサケン at 11:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 鍛冶修業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年12月29日

浅草BASE

工場の前に屋根を増設!
って、タープを張っただけですが。
でも、ベースキャンプみたいで良くない?
下の2ヶ所を外せば
カーテンのようにもなるし。
作業スペースも広くなったように感じるし。
大満足。
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さて、私は鋏屋なんだよな。
鋏作らないと。
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posted by アサケン at 14:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 鍛冶修業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年11月09日

山鉤(やまかぎ) 続4

私は鍛冶屋でもあるのですが
障害者支援施設で働く障害者介護士
でもあります。
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昨日の夜勤にて、腰サポートベルトに
山鉤をつけて作業してみました。
そしてコール対応用PHSと巡回用ライトを
山鉤に下げたところ、
いつもはビニール手袋なども入れ
いっぱいになっていたポケットが空き
快適に過ごすことができました。
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身体にひとつフックが出来ただけで
めちゃ便利になることを実感!
こりゃあ、両手が塞がりがちな
小さなお子さんを連れたお母さんや
病気や怪我で片手が使えなくなった人
にも喜ばれるはず!
山鉤はユニバーサルデザインだったのです!!
posted by アサケン at 14:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 鍛冶修業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年09月28日

山鉤(ヤマカギ) 続3

山鉤にピッタリなバッグたち。

まずは松山ケンイチさんが手がける
アップサイクルを目的としたブランド
「momiji(モミジ)」のトートバッグ。
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そして友人の旦那さんがオーナーである
「Re:store(レストア)」の
ミニタリー系リメイク巾着袋。
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最後は先日観に行った東京03の単独公演
「腹割って腹立った」の巾着袋。
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最近、小さなバックにすぐ目がいき
思わず買ってしまっている。
楽しい。
posted by アサケン at 15:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 鍛冶修業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする