2020年09月10日

地ぎり

まずは鋏造りにおける第一段階
“地ぎり”の工程を終えることができた。
本来であればこの工程は
鍛造機を用いて行うのだが。
今はそんなものを持ち合わせてない
しがない駆け出し妄想鍛冶職人の身。
全て手打ちにて完了する。
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しかし、これが正真正銘の
“手打ち”と言えるものであろうと
マイナスをプラスに考えている。
伝統工芸の世界では
出来る限り近代的機械を遠ざけることが
善であると思っている。
それにどんな意味があるのか…
師匠は…
「きりがなくなるんよ、どっかで止めんと」
と言っていた。

僕が今思うのは
機械は同じものを早く楽に作るためにあり
そういう機械で作られたものに
人は愛着や感動を感じないのではないか
ということ…。
まだまだ考察の途中で、説得力のない
答えにしかなってないだろう。
これから考え続けていきたい
テーマの一つである。
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posted by アサケン at 13:12| Comment(0) | 鍛冶修業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月13日

曲げ金

ここでも何度も申しておりましたが、
鍛冶屋は自分の道具は自分で作るのが基本。
“俺の火”にてまず作ったのは道具です。
アシ(持ち手の部分)を曲げるために使う
“曲げ金”という型のようなもの。
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ヤットコで端と端とを固定し
冷えた状態の固い鉄棒を
一挙にグルリと曲げていきます。
前回紹介した設計図と見比べてみても
大きさ形といい
うまくできたのではないかと
自負しております。
200813-1.jpeg
試しに針金を曲げてみたのですが
これまたいい感じです。
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これがうまくできたということは
これからこの曲げ金で作る全てのアシ曲げも
うまくいくということに繋がります。
大変重要な課題をクリアでき感無量です。
200813-4.jpeg
さて、この曲げ金を使う
本体の鋏を作るとするか。
posted by アサケン at 15:58| Comment(0) | 鍛冶修業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月12日

設計図

師匠に門外不出の設計図を
持ち出すことを許していただく。
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これは師匠のお爺様が製作したという
45枚に及ぶ手書きの実寸設計図である。
さっそくカラーコピー1部とモノクロコピー2部
をとらせていただいた。

当然、超貴重なものであるため中一日で
すぐに返却させていただいた。

が、その前に
最後、原本と我が作品たちを並べて
記念撮影させていただいた。
200712-2.jpeg 200712-3.jpeg
このように実寸の設計図であるため
並べてその大きさや形を
確認することができるのだ。

師匠のお爺様の
「ぜんぜんダメ!」って言葉が
聞こえてきそうだ(^^;
posted by アサケン at 14:16| Comment(0) | 鍛冶修業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月14日

独立

もう1年程前の話になりますが…
今は師匠の作業場には出入りしていません。
師匠が大変な病と戦っている中
こんな半端者が師匠の作業場を使うなんてこと
許されるはずがないからです。

今はとあるレンタル工房をお借りして
一人でもがきながら鍛冶作業を続けております

独り立ちというほど
堂々としたものではありません。
0.6人立ちといったところでしょうか。

師匠は最後に
材料となる鉄や鋼、
コークスを分けてくださいました。
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ありがとうございました。
この御恩は一生忘れません。
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それらは今、我がマンションの
玄関横やベッド下に収納され
作業ができる日にごそごそ持ち出されては
鋏らしきものになっていっております。
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夢をあきらめません。
posted by アサケン at 15:33| Comment(0) | 鍛冶修業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月16日

コークス炉 vol.2

手動のコークス炉…
やはりコークスに火をつけるだけで
相当な体力を消耗するために
かなり効率が悪い。

フイゴともいえる手動の風で
火造りをすることに憧れもあったのだが、
…電気の力を借りることに。

本来なら燃えカスのコークスを
排出する穴に鉄管を通し
ブロアーで風を送ってみた。

なかなかいい。
これだったら鍛接時に必要となる
1000℃という温度にも楽に届きそうだ。



よし、我が鋏づくり
スタートだ。
posted by アサケン at 14:37| Comment(0) | 鍛冶修業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする