さあ、おじいちゃんも、おばあちゃんも、小さなお子さん連れも、
身体が不自由な方も、もちろんフツーの方も、
みんなでいっしょに美味しいものを食べに出掛けましょう。
この本は、僕と、僕の家族が、
このブログ「福岡ユニバーサルデザイン鑑定所」を開設した6年間に
食べ歩いた約1500軒の飲食店の中から、
個人的に気に入ったお店70軒を厳選し掲載するものです。
僕らが気に入るお店とは、まず美味しいこと、
そして障害者の僕がなにかしら温かい気持ちになれたこと、または、
小さな娘が笑顔になれてカミサンが安心できたこと。
そんな視点でピックアップした我が家の食べ歩き日記を
もしかしたら、誰かが便利に使っていただけるんじゃないかと思い、
恥ずかしながら、本にしてしまいました。
この本の特徴は以下のようなところになります。
1.足元の不自由な方のためにトイレチェック!あり。入口幅や段差状況などもcm単位で細かく記載、
トイレ室内状況が分かる写真も掲載。
2.お母さんのために小さなお子さんでも安心な座敷個室チェック!あり。座敷による個室があればその数や段差状況を記載、
全タイプの室内状況が分かる写真も掲載。
3.本文中に入口周辺やフロアの段差状況をcm単位にて細かく記載。
4.本文は高齢者の方にも読みやすい文字の大きさに。
5.本文中のバリア状況やトイレ状況の記載は太文字に。必要な方はまずはそこから、不必要な方はそこは飛ばして、
という読み方もできる。
6.トイレの入口幅やテーブル下の高さをcm単位で細かく掲載。車椅子の寸法は様々。それぞれで判断できるように。
7.テーブルやカウンターの位置、トイレの方向を原稿にて掲載。目の不自由な方が、いろいろな方法で原稿を読めたとき、
少しでもイメージできるように。
8.地図以外にも店の場所が分かる原稿を掲載。目の不自由な方が、いろいろな方法で原稿を読めたとき、
少しでもイメージできるように。
また、ドライブ時の助手席ナビとしても使える。
9.外観の他に、入口部分に寄った写真をできるだけ掲載。
10.店専用駐車場がない場合には、地図内にコインPの位置を掲載。
11.店専用駐車場内の車椅子専用スペースの数を記載。
●車椅子の方、高齢者、お子さん連れなど、誰が利用できる物件なのか
一目で分かるマークを掲載。・車椅子ごと入れるバリアフリー・トイレの有無
・手すり付き洋式便器の有無
・オムツ交換台の有無
・座敷個室の有無
・入口がバリアフリーか否か。
しかし、このようにこの本の、他のガイドブックにはない特徴を記すと、
一見、そんな人たち専用の本のように思われがちですが、
そうではありません。
この本のテーマはあくまでも“
ユニバーサルデザイン”です。
いかに、不自由な人たちの情報をこれみよがしに掲載するのではなく、
さりげなく、当然のようにその情報も入っているかを目指しました。
障害をお持ちでない方も、子供をお持ちでない方も、
楽しんで読めるよう、そのバランス感覚は最も大切にしたところです。
このアプローチへの挑戦は、グルメガイドにおいては、
きっと日本初のものになるのではないでしょうか。
この本の世界観が、ぜひスタンダードなものになってほしいと思い
魂を込めて作りました。
まだまだ、完璧なものでないことは重々承知しております。
ご一読いただき、いろんなご意見をお聞かせください。
書籍名:福岡思いやり食堂
発売日:2010年4月5日〜10日
価格:1575円(本体1500円+税)
仕様:A5判オールカラー・176ページ
販売店:九州全域及び全国の主要書店・ネット書店など
出版元:書肆侃侃房
http://www.kankanbou.com/kankan/item/362※お問合わせは、
「福岡ユニバーサルデザイン鑑定所」asaken329@yahoo.co.jp もしくは
「書肆侃侃房」info@kankanbou.com まで
「福岡思いやり食堂」鑑定結果:みなさんがご採点ください。
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