2011年12月19日

ダマスカス博多鋏('11年12月・4寸・2日目)

これ師匠んち。
看板もな〜んにも出ちゃあいません。
1人でコツコツ作っていますんで
今、注文が来ても、1年半ぐらい
待ってもらわないと
って師匠言ってたなあ。
そう、バンバンお客さんに来られても
…って感じなんだと思います。
11217-7.jpg 11217-5.JPG
それでも、玄関部分は店のように
なっておりまして。
まあ、在庫はぜんぜんないのですが
昔、イベントか何かで使ったような
パネルがいくつか
置かれているんですよねえ。
その中に、鋏制作の行程図
のようなものがありましたので
ちょっと資料として
写真におさめた次第。
11217-6.JPG
さて、前回、コチラ↓にて
http://uinversal.seesaa.net/article/238519282.html
紹介した現在制作中の鋏。
2日目を終え焼き入れまでを完了する
上の行程図でいくと
上から5段階目ぐらいかなあ。
ということは残りあと2段階か
と思われるかもしれませんが
いやいや、ここからが
本研ぎになるんですけど
最も神経を使うところに
なるんですよねえ。

本日のポイントとしては
“焼きなまし”の作業ですな
鍛造した後、一度、鉄を赤らめて
ゆっくり冷やしてやらないと
えらい全体的に固くなっちゃって
アシを曲げられなくなったり
目釘穴を入れられなくなったり
するんですよねえ。
特に今回は鋼と地鉄の
2種類の鉄をミックスして
作っているんで
「よーく、焼き鈍ししとけよ」
と師匠に助言され
そうした次第。
11217-1.JPG 11217-2.JPG
生研ぎをし、目釘穴と菱紋を入れ
焼き入れをし、本日は終了。
焼きもいい具合に入りました。
11217-3.JPG 11217-4.JPG
さて、次回はいよいよ本研ぎだ。
波紋、現れるか!


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posted by アサケン at 13:01| Comment(2) | TrackBack(0) | 鍛冶修業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする