2012年09月26日

岡本太郎記念館

さて、前回からの続きです。
“お父ちゃんの行きたい場所”
というのが、こちら。
東京に行ったら、絶対訪ねようと
思っていたところです。
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初めての訪問、いや
正確には2回目の訪問となります。
1回目に訪ねたのは
あれは、僕がまだ中学1年生のころ
兄と2人して、ここに来ました。
あの当時、ここはまだ岡本太郎さんが
自宅として使われていたんだよなあ。

その頃から、庭には
TAROさん作の高価な彫刻が
ごろごろと無造作に転がっていて、
それを塀を乗り越えて、
カメラで勝手にパシャパシャと
撮影してさせていただきました。
今、考えれば大変失礼な話です。

記念館として使われている今
入口は道沿いに作られておりますが
当時、玄関は裏側のほうにありました
そっちに回ると、今でも当時の門が
残されているではないですか。
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そうそう、この門の前で、兄と2人して
TAROさんの真似をして
「芸術は爆発だ!」といって
記念撮影をしていたんですよねえ。
すると、ふいに玄関のドアが開き
TAROさんらしき人が出てきたのです
もう、突然のことで、怒られると思った
僕ら2人は、思わずその場から
走って逃げてしまいました。

しかし。
表通り(青山通り)に出たところで
「やっぱり、謝りに行こう
それに、TAROさんに会えるんだったら
怒られてもいいじゃん」
と、兄が言い、戻ったのですが
もうその玄関には誰もいませんでした。

懐かしいなあ。
そうそう、そんな感じだったよ。
と、娘に真似をさせて記念撮影。
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さて記念館の入口に戻り
館内に入ると、靴を脱いで上がる
スタイルになっておりました。

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ここまでの、アプローチ部分にも
段差は多少存在しました。


入口を入るとすぐ左手に
グッズ販売コーナーがあり
その隣にチケット販売カウンターが。
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ここにて、観覧券、
一般600円、小学生300円を購入し
入口から見ると、右手奥へ。

そこには、生前、TAROさんが
リビングとして使っていた空間が
表れました。TAROさん作の
椅子やテーブルが置かれ、
その奥にはTAROさんの
蝋人形も見えます。そう。
この蝋人形、生前からここに
飾られてあったんですよねえ。
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僕らは、この存在を本で知り
前記の塀越しから、小さく覗けて
感動したのを覚えています。
それが、今、こんなに近くで
見ることができるなんて、
感無量だなあ。

さらに、そのリビングの先には
今度は生前、アトリエとして
使われていた空間が現れました。
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おお、ここかあ。
テレビのTAROさんを追った
ドキュメンタリー番組で
TAROさんが元日の朝にもかかわらず
2階の寝室から駆け下りてきて
キャンパスに向かうというシーンを
見たことがあるが、あのアトリエだ!
もう、感涙もの。

この空間は吹き抜けになっており
天井も高く、迫力がございました。
テーブルには絵の具や筆が
当時のまま残されており
TAROさんの息吹を
感じることができました。
ここは俺にとってのパワースポットだ
と、勝手にそう
位置づけさせていただきました。
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さて、リビングに戻ると
太郎さん作「手の椅子」の
上に太郎さんと敏子さんの
パネルが置かれておりました。

太郎さんの養女という形で
籍に入っていた敏子さんですが、
実質的には妻として
知られている人でした。
生前、僕の兄は何度もTAROさんに
ファンレターを書いていたのですが
TAROさん本人から
返事が来ることは一度もなく、
代わって敏子さんが返事を
下さったことが数回ありました。
ほんと、優しいお方
だったのだと思います。
結婚されなくとも2人は
普通の夫婦以上だったのでしょう。

2階へ上がると
あの「太陽の塔」が
待ち構えておりました。
皆さんはご存知だったでしょうか
太陽の塔には、その背中側に
表の太陽の顔とはまた違った
闇の顔とでも言うべき顔が
刻まれてあるんですよねえ。
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僕かあ、こっちの顔のほうが
好きなんですけど。
これが、岡本太郎さんが
提唱していた理念。
“対極主義”なんですよねえ。
まあ、詳しくはコチラ↓
http://www.momat.go.jp/research/kiyo/13/pp18_36.pdf#search='対極主義'
http://www.1101.com/taro_money/2006-05-09.html
のサイトなどご覧ください。

奥では現在、企画展「布と遊ぶ」
が行われておりました。
タペストリーはもちろん、絨毯
着物から鯉幟にいたるまで
その範囲は、さすがの一言。
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あのべ平連がベトナム戦争の最中
ワシントンポストに載せた広告
“殺すな”の文字がプリントされた
ジャケットも展示されておりました
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まあ、詳しくはコチラ↓
http://www.geocities.co.jp/Athlete-Sparta/8012/1967.html
のサイトなどご覧ください。

さらには「挑む」と書かれた“遊ぶ字”
も展示されているではないですか。
20925-20.JPG
こ、これは。福岡でも新天町倶楽部
にて、別バージョンを見れる作品↓
http://uinversal.seesaa.net/article/182579992.html
これが、いかに貴重なのかが
分かってもらえたでしょうか
福岡の皆さん!

さて、感動に打ち震えて
再び1階に降りると、そうそう、
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トイレがございましたので、ちと、拝見。
開き戸の足元には段差なし
手すり関係のない洋式便器でした。

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最後には、あの、13歳のときに見た
庭へ。正確に当時のことは
覚えていませんが、その雰囲気は
変わってないように感じました。
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そして、そんな中
あの「歓喜の鐘」のミニチュア版があり
自由に打ってもいい!
というじゃありませんか。
この鐘が、どういう鐘かは
まあ詳しくは、コチラ↓
http://www.lets-go-aichi.jp/article/2009/000175.html
のサイトなどご覧ください。
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で、当然、打たせていただきました。
その音は、確かに複雑怪奇。

あれから32年。
カミサンと娘を連れて、この場所に
戻ってこれたことを鐘にこめて。
今は天国で、TAROさんに
会えてるに違いない、兄のもとに↓
http://uinversal.seesaa.net/article/8172410.html
届いてることを、祈って。
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「岡本太郎記念館」鑑定結果:80ユニバ
東京都港区南青山6-1-19

あと、この施設のオフィシャルHPはコチラ
posted by アサケン at 00:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 九州以外 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする