2021年03月12日

本研ぎ、研磨

全ての研ぎがとりあえず完了した。
研ぎは少しでも削り過ぎると、
もう二度と前の形には戻せない作業。
削り過ぎた部分に合わせて、
全体を削り調節していくことしかできない。
だから、どんどん刃の厚みが
薄くなってしまうのが、よくある不具合。
または、薄くなっていくのが怖くて
厚く仕上げてしまうというのも
逆のパターンとしてよくあること。
今回はどちらかというと
若干厚めかなあ。でもまあ、
まあまあな出来ではないかと思う…
完璧なんて絶対ありえないし…
しかし、そんなこと言うと
よく師匠に怒られていました。
210312-1.jpeg
研ぎはほとんど息を止めて行うので
この作業が終わると
まさにほっと一息といったところ。
後はアシを曲げて、カシメるのみ。
まだまだ緊張は続く。
posted by アサケン at 17:21| Comment(0) | 鍛冶修業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする