2023年12月10日

帯鉤 試作1

なまして(熱して)は叩いてを繰り返し
金属の形を作っていく鍛金。
その技法は
「鍛造」「打ち出し」「絞り」とある。
231210-1.png
鍛造はいわゆる鍛冶屋が代表となる
赤らめた素材(鉄)を叩き
形を形成していく作業。

その昔、
鍛金も鍛冶も彫金も
鋳物も刃物も錺金物も
金属を使って物を作る職人の全てを
金工と読んでいたそう。

ところで鍛金の鍋や皿、カトラリーに
よく使われているアルミという素材。
その打ち出し方は熱したアルミを
一度冷却して叩く。
鉄は急冷すると固くなるが
アルミは柔らかいままを保つ。
金属面白いね。

今、アルミの鍛金であるものを作っています。
前回、私はいったい何者か?って問いに
金属小物作家かなって答えたけど
金工でいいじゃないかと思った次第。
posted by アサケン at 15:21| Comment(2) | TrackBack(0) | 鍛冶修業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする