2006年05月20日

某リハビリテーション学院 '06講義5日目

僕が授業で使っている教科書は
もう5年も使っているものでボロボロ状態。

毎年、新しい教科書を支給されるのだが、
長年使って手書きでメモしている部分がけっこう重要で、
おいそれと新しい教科書に代えられないのだ。
60519-20.JPG
同じく、僕は授業でオリジナルの台本のようなものを使用しているのだが、
こちらの方は3年ぐらい前に最終版が出来上がり、
それにまた手書きでメモを書き込んでしまっているために、
もうデジタルでは再生できないような貴重なものになってしまっている。
60519-21.JPG
これらを見てるとなんだかしんみりしてくるなあ。
この5年間の思い出がつまっているもんなあ。

さてさて本日の授業はと申しますと。
病院のデザインについて考える。
ユニバーサルデザイン
バリアフリーデザイン
ヘルスケアデザイン
サスティナブルデザイン
コミュニティデザイン
病院設計を考えるうえで必要となるデザイン・コンセプトであ〜る。

ちなみに日本の病院は全国的に一定の水準が確保されている代わりに、
特に優れた病院も見あたらないと言われますなあ。
一方、海外は全国一律に保たれてないんだけど、
飛び抜けて魅力的な施設に巡り会う可能性がある。
日本の病院は病床数が尊重され、
1人当たりの床面積で建築規模や職員数が決められたりして、
なんちゅうか建築家が力を発揮出来ない縛りが多いんですな。
それに医療の場が大切で、患者の生活環境が後回しになりがち。
それもこれも他の病院との競争原理がないために
経営を甘く見ているのがもともとの原因ですよ。
欧米は医療ビッグバンを経験し、
病院を統廃合したり病床数を減らしたり、病床回転率を高めたり、
といった経営努力を当然のようにしております。
日本の医療には医業非営利の原則という考え方があって、
“人間の命”を大切にするという考え方が、
経営を無視する傾向を生んだよなあ。
いやはやなんともであ〜る。

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posted by アサケン at 19:19| Comment(2) | TrackBack(0) | 生活環境論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ご無沙汰しています。
由谷です。
元気で授業されてて、大変嬉しく思います。
このHPもよく見させてもらってます。

僕の方と言えば、隣の病院であくせく働いてます。
やはり働くことは楽しいですね。
毎日わからないことばかりですが、回りに助けられながらやっています。
またちょくちょく書き込ませてもらいますね。
ではでは
Posted by 由谷 at 2006年05月20日 21:24
おお、由谷くん!
僕のハチャメチャな授業についてきてくれた友よ。
お久しぶりです。
飲みに誘うと言っておきながら全然連絡せずに申し訳ない。
いや、由谷を誘おうと思ってた飲み会があって、
でもその飲み会がなかなか開催されなくて……すまん。
もうその飲み会とか関係なくとにかく誘うわ。
でも、今また仕事のピークがやって来ておりまして……
長くなるんで今度メールするね。
ではでは、気長に待っててな。
Posted by アサケン at 2006年05月24日 22:08
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