さて、このブログでは
もうおなじみとなった私めの
週末鍛冶修業。
今回は5.5寸に挑戦。
博多鋏は0.5寸区切りで存在し
5寸がいわゆる普通サイズで、
5.5寸はちょっと大きめサイズ
といったところかな。
まずは素材準備から。
下の写真、左が地金、右が鋼です。
博多鋏の刃は、いってみれば
日本刀といっしょの造り。
軟らかい地金に固い鋼を貼り付けて
いることで、切れ味鋭く、しかも
衝撃に強い刃を造り出しています。
この地金に鋼を貼り付けることを
鍛接(ワカシツケ)といい、
その後、鉄を赤らめながら槌で
だいたいの鋏の形に形成することを
鍛造(タンゾウ)といいます。
で、ここまでが第1日目の作業ですな。
まず鋼を5.5寸用サイズに鍛造し
爪のような部分を造っておきます。
次に、地金を大雑把な感じで鍛造。
この段階を地切り(ヂギリ)といいます。
ほんで、地切りした地金の刃となる
部分をまず熱して柿色にし、
先ほどの鋼の爪の部分を打ち付けて
固定させるんです。そして
硼砂(鍛接における糊のようなもの)
を振りかけて、2つの鉄を今度は
一挙に1000度まで熱します。
この時の温度も鉄の色で
判断するしかなく、だいたい
レモン色と白色の中間といったところ。
もしくは、鉄が燃え始めるときの
火花が1、2こ飛んだところで、
一挙に叩きつけ、鍛接します。
この時、火花がバチバチといって
飛び散り、まさに、誕生の瞬間って
感じになれば、鍛接成功です。
あとは、鍛造により
鋏の基本構造を形成し終了。
ここまでを荒叩き(アラダタキ)と言い
この日、出来上がったものが下の写真。
上が表部分で、下が裏部分です。
左手の鍛接がちと甘かった感あり。
ん〜、まだまだだなあ。
次回、生研ぎ(ナマトギ)といった段階
を通過することで、鍛接がうまくいった
か、いかなかったかが分かります。
うまくいってなかったら、
これまでの作業が全てパー。
どんなに頑張っても鋏にはならない、
捨てるしかない、鉄屑と判断されます。
お願い、着いててよ〜。
それでは、また次回。
クリックしていただけると励みになります。さて何位かな〜。
↓↓↓
もうおなじみとなった私めの
週末鍛冶修業。
今回は5.5寸に挑戦。
博多鋏は0.5寸区切りで存在し
5寸がいわゆる普通サイズで、
5.5寸はちょっと大きめサイズ
といったところかな。
まずは素材準備から。
下の写真、左が地金、右が鋼です。
博多鋏の刃は、いってみれば
日本刀といっしょの造り。
軟らかい地金に固い鋼を貼り付けて
いることで、切れ味鋭く、しかも
衝撃に強い刃を造り出しています。
この地金に鋼を貼り付けることを
鍛接(ワカシツケ)といい、
その後、鉄を赤らめながら槌で
だいたいの鋏の形に形成することを
鍛造(タンゾウ)といいます。
で、ここまでが第1日目の作業ですな。
まず鋼を5.5寸用サイズに鍛造し
爪のような部分を造っておきます。
次に、地金を大雑把な感じで鍛造。
この段階を地切り(ヂギリ)といいます。
ほんで、地切りした地金の刃となる
部分をまず熱して柿色にし、
先ほどの鋼の爪の部分を打ち付けて
固定させるんです。そして
硼砂(鍛接における糊のようなもの)
を振りかけて、2つの鉄を今度は
一挙に1000度まで熱します。
この時の温度も鉄の色で
判断するしかなく、だいたい
レモン色と白色の中間といったところ。
もしくは、鉄が燃え始めるときの
火花が1、2こ飛んだところで、
一挙に叩きつけ、鍛接します。
この時、火花がバチバチといって
飛び散り、まさに、誕生の瞬間って
感じになれば、鍛接成功です。
あとは、鍛造により
鋏の基本構造を形成し終了。
ここまでを荒叩き(アラダタキ)と言い
この日、出来上がったものが下の写真。
上が表部分で、下が裏部分です。
左手の鍛接がちと甘かった感あり。
ん〜、まだまだだなあ。
次回、生研ぎ(ナマトギ)といった段階
を通過することで、鍛接がうまくいった
か、いかなかったかが分かります。
うまくいってなかったら、
これまでの作業が全てパー。
どんなに頑張っても鋏にはならない、
捨てるしかない、鉄屑と判断されます。
お願い、着いててよ〜。
それでは、また次回。
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