2006年07月07日

某リハビリテーション学院 '06講義11日目

先週、休講とさせていただきましたので、2週間ぶりの講義。
本日のお題はフローレンス・ナイチンゲール。

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白衣の天使なんてイメージでマリア様のように
思われている方もいらっしゃることでしょう。
が、彼女はなかなかの戦略家であり、
厳しい学者であり、ベストセラー作家であり、
現代でも見直されている建築家でもあり、
と様々な顔をもち、とても“優しい人”だなんて一言では終わらない
かなりキョーレツな人なんですね。
そんな彼女が今から150年ほど前に書いた本
「看護覚え書き」を読み解き、
現代における病院設計と照らし合わせてみようというのが本日の目的。
この本の特に有名な一節として
「看護とは新鮮な空気、栄養、静けさ等を与え、
人間が本来持っている治癒力を強める役割をもつものと考え、
健康の法則とする」
という部分があるのだが、
これはまさしく環境設計者であったことを窺い知れると思います。
「看護覚え書き」は数多くの看護実践を通しての経験と、
当時の先駆的な生物学や物理学などの基礎研究の
理解をうまく結びつけた環境の計画・設計論なんですね。
興味がある方はぜひ。
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看護覚え書き


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posted by アサケン at 21:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 生活環境論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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