2011年06月04日

創作鋏('11年6月・5寸・1日目)

これ、鍛造機と申します。
10602-1.JPG
ベルトハンマーやスプリングハンマー
って言われ方もするんですけど
いわゆる、モーターによる動力で
駆動する機械ハンマーですな。
確か昭和の初めごろから
全国の鍛冶屋に一斉に広がった
人員削減マシンのようなもんですな。
その以前は「向こう槌」と呼ばれる
助手が大槌をもって勢いよく叩いて
おったあの役名をする機械です。
10602-2.JPG
写真は師匠の作業風景ですが
機械から垂れ下がったレバーを
足で踏むと中央のハンマーが
勢いよくドンドンドンドンと
落ちてくる仕組みになっております。
この振動と音がたまらんのですよ。
わかるかなあ、わかんねえだろうなあ

と、そんなことはいいとして
僕の週末鍛冶修業。
今回、作り始めたのが5寸の鋏
なんですけど、今回ちょっと
趣向を凝らそうと思ってるんですよね
まあ、その説明は後ほど。

まずは、その前に以前コチラ↓
http://uinversal.seesaa.net/article/196334841.html
の記事でも説明した。
「地切り(ヂギリ)」の作業です。
ほとんど前記の鍛造機を使用し
この第一段階ともいえる形成作業を
終えたものが下の写真のものです。
10602-3.JPG
で、またまた高柳師匠の
作業風景写真(下)で見せるのが
「鍛接(タンセツ/ワカシツケ)」
といわれる作業です。
地切りした地金に写真のように
鋼を置いて、熱し、一挙に叩いて
地金と鋼を合体させます。
10602-4.JPG 10602-5.JPG
と、ここまでの作業を終え
ちょっとグラインダーで
削ったものが以下の写真ですな。
10602-6.JPG 10602-7.JPG
(これは僕の作品です)
10602-8.JPG 10602-9.JPG
さて、今回の試みと申しますのが、
実は今回のこの鋏“黒造り”で
造ってみようかなあと
思っているんですよ(笑)。
さてさて“黒造り”とはなんぞや!
それはまた次回
説明させていただきます。
楽しみに〜(してない?)


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posted by アサケン at 11:00| Comment(3) | TrackBack(0) | 鍛冶修業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。
博多鋏、素敵ですね。前から欲しいなぁと思っており、高柳商店さんへ問い合わせたところ、
現時点で約一年半待ちとのこと。。恐れ入りました。

ところで、私は左利きなのですが、左利き用は製作されていらっしゃらないとのことでした。
その際は一旦検討ということにしましたが、、博多鋏のシンメトリーなデザインなら、
利き手関係なく使えるかな?と思い立ち、実際に製作された経験から何か伺うことができればと思い、
書き込みさせていただきました。お暇な際にでもお返事いただければ幸いです。
Posted by 金鶏 at 2011年06月18日 12:42
はじめまして、金鶏さん。
一年半待ちの件、すみませんでした。
なんせ師匠でも1日3本が限界なようでして。
それにぜんぜんビジネスライクな人でないものですから
少しでも切れ味のいい鋏を造るために
寄り道もいろいろするんですよねえ。
どうか気長にお待ちください。

さて、左利き用鋏の件、僕も一度造ってみたいと思ってました。
確かに博多鋏は左右対称なので、
持ち手(アシ)の部分は問題ないでしょうね。
でも、もっと言うなら、刃(ホ)の部分も
広げた状態で下の刃(ホ)が内側に入ってた方が
切りやすいのではないかと想像しているのですが、いかがでしょう。
だから、クロスを逆にする必要があるのではないかと。
逆にご意見、お聞かせ願えますか?
ではでは。
Posted by アサケン at 2011年06月18日 14:57
アサケンさん
こんにちは。返信が遅くなりすみませんでした。
確かに待ちますが、そのペースで作るから、良いものが
できてくるのでしょうね。欧米のカスタムナイフ等でも
人気の作家は数年待ちなんぞ当たり前のようです。。

さて、左利きはさみですが。。。どうでしょうねぇ。
実は本式の左利きはさみは使ったことがないのです。
手元に刃付けが右利きで柄が左右対称のはさみがある
のですが、紙をちょっと切ったりする分にはさほど
不便は感じませんでした。

逆に、左利きの人が右利きはさみで困る点を調べた
ところ、長時間の作業に向いてない、刃の合わせが
逆向きなので切っているところが確認し辛い=精密作業
に向かない、という不都合があるようです。

普段ちょっと使うくらいなら、シンメトリー・デザイン
の柄なら大丈夫な気もしてきました。

ではでは。
Posted by 金鶏 at 2011年06月21日 08:28
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