「今度は何を作るとや?」と師匠。
「実は左利き用の鋏を作ってみようかと
考えているんですよ」と俺。
「へ〜。しかし、
博多鋏は左右対称の形やから
持ち手の部分は右利きも左利きも
関係なく使えるんぜ。
お前さんが言いよるのは
“真左利き用”やろ」と師匠。
「“真左利き用”?
って言うんですか、そうなんですよ。
イメージしているのは
右利き用の鋏をそのまんま
鏡で映した形のものです。
だからクロスもいつもの逆にする。
それが本来ですよね」と俺。
「しかしなあ。
ずっと右利き用の鋏を
使い続けている左利きの人は、
“真左利き用”を使いにくいと
感じたりするんよ。
普段、鋏は無意識のうちに
摺り合わせるように使っとってな
それがいつもの逆になるけん
そう感じるんやろうなあ。
まあいいけど、作ってみればいいさ。
俺も昔、一度チャレンジした
ことがあるんやけど
よう作らんやった(笑)」と師匠。
ということで師匠も断念した鋏造りに
チャレンジした次第(笑)。
いやいや、師匠レベルの精密な鋏は
そりゃあ何十年もかかって
到達したものですから、
それと同じレベルの左利き用の鋏を
作ろうとしたなら、少なくとも数年は
かかるっちゅう話なんですけどね。
今の僕レベルのなんちゃって鋏は、
右も左も関係なく
ヘタクソっちゅう訳です。
と、なにわともあれ、まずは火造り。
いや〜、難しゅうございました。
ほんと全ての行程が逆なんで
場合によっちゃあ、右手と左手を
クロスして鍛造しなければ
ならなかったりするんです。
で次に荒削り。
ひえ〜、難しゅうございました。
いつもは右手に素材を持って
削るのですが、
同じ感覚で削ろうとすると
左手で素材を持つ必要があるんです。
ちなみに前々回造った創作鋏の
同段階のものがコチラ↓
http://uinversal.seesaa.net/article/206724054.html
ねっ、構造が逆になってるでしょ。
しかし、なるほどねえ。
左利き用の鋏は、
左利きの職人のほうが
作りやすいものなんだねえ。
こりゃあ発見でした。
まあ、なんとか1日目を終了。
と、ここで、この日活躍した
道具紹介ですが、本日はこれ。
鍛造用の鎚ですな。
前回、コチラ↓で紹介した
http://uinversal.seesaa.net/article/221464899.html
細工用の鎚とは迫力が違いますが
やっぱり、先端のほうに
重心が置かれています。
鍛冶屋はこの鎚も自分で造るんですね
これは師匠の親父さんが
造られたものらしいのですが。
ああ、いつかは俺も
自分用の鎚が欲しいのう。ちなみに
火箸は以前コチラ↓で紹介した
http://uinversal.seesaa.net/article/184531802.html
自分用のものを
使っているんですけどね。
さてさて、真左利き用博多鋏。
どうなりますでしょうか。
ちなみにコチラ↓のHPに
http://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2004/05/post_10.html
左利き用鋏についての
記事がありました。
フムフム、参考になるなあ。
クリックしていただけると励みになります。さて何位かな〜。
↓↓↓
「実は左利き用の鋏を作ってみようかと
考えているんですよ」と俺。
「へ〜。しかし、
博多鋏は左右対称の形やから
持ち手の部分は右利きも左利きも
関係なく使えるんぜ。
お前さんが言いよるのは
“真左利き用”やろ」と師匠。
「“真左利き用”?
って言うんですか、そうなんですよ。
イメージしているのは
右利き用の鋏をそのまんま
鏡で映した形のものです。
だからクロスもいつもの逆にする。
それが本来ですよね」と俺。
「しかしなあ。
ずっと右利き用の鋏を
使い続けている左利きの人は、
“真左利き用”を使いにくいと
感じたりするんよ。
普段、鋏は無意識のうちに
摺り合わせるように使っとってな
それがいつもの逆になるけん
そう感じるんやろうなあ。
まあいいけど、作ってみればいいさ。
俺も昔、一度チャレンジした
ことがあるんやけど
よう作らんやった(笑)」と師匠。
ということで師匠も断念した鋏造りに
チャレンジした次第(笑)。
いやいや、師匠レベルの精密な鋏は
そりゃあ何十年もかかって
到達したものですから、
それと同じレベルの左利き用の鋏を
作ろうとしたなら、少なくとも数年は
かかるっちゅう話なんですけどね。
今の僕レベルのなんちゃって鋏は、
右も左も関係なく
ヘタクソっちゅう訳です。
と、なにわともあれ、まずは火造り。
いや〜、難しゅうございました。
ほんと全ての行程が逆なんで
場合によっちゃあ、右手と左手を
クロスして鍛造しなければ
ならなかったりするんです。
で次に荒削り。
ひえ〜、難しゅうございました。
いつもは右手に素材を持って
削るのですが、
同じ感覚で削ろうとすると
左手で素材を持つ必要があるんです。
ちなみに前々回造った創作鋏の
同段階のものがコチラ↓
http://uinversal.seesaa.net/article/206724054.html
ねっ、構造が逆になってるでしょ。
しかし、なるほどねえ。
左利き用の鋏は、
左利きの職人のほうが
作りやすいものなんだねえ。
こりゃあ発見でした。
まあ、なんとか1日目を終了。
と、ここで、この日活躍した
道具紹介ですが、本日はこれ。
鍛造用の鎚ですな。
前回、コチラ↓で紹介した
http://uinversal.seesaa.net/article/221464899.html
細工用の鎚とは迫力が違いますが
やっぱり、先端のほうに
重心が置かれています。
鍛冶屋はこの鎚も自分で造るんですね
これは師匠の親父さんが
造られたものらしいのですが。
ああ、いつかは俺も
自分用の鎚が欲しいのう。ちなみに
火箸は以前コチラ↓で紹介した
http://uinversal.seesaa.net/article/184531802.html
自分用のものを
使っているんですけどね。
さてさて、真左利き用博多鋏。
どうなりますでしょうか。
ちなみにコチラ↓のHPに
http://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2004/05/post_10.html
左利き用鋏についての
記事がありました。
フムフム、参考になるなあ。
クリックしていただけると励みになります。さて何位かな〜。
↓↓↓
鍛冶屋の魅力もまさしく
オーダーメイドができることなんですよね。
それは、言うなればエクスクルーシブデザイン(限定品)
一人一人にあったものが作れる究極のデザインコンセプト
ではなかろうかと思っています。
もちろんユニバーサルデザイン(共用品)や
インクルーシブデザイン(包含品)のモノを
作る努力も怠りませんけど。
あと、鍛冶屋はエコデザインであることも
この後、証明したいと思っていますので
引き続き見てやってくださいね。
ではでは。