さて、現在製作中の博多鋏。
前回の様子はコチラ↓をご覧ください
http://uinversal.seesaa.net/article/256987205.html
いや〜今回、ちょっと手間取ってます
普通2日目を終えたこの段階では
焼き入れまでを終了しているのですが
今回、生研ぎ、そして
目釘穴あけ・菱打ち、までを
ようやく終了した段階で時間切れ。
ちなみに鋏の製作工程は
以前に紹介したコチラ↓
http://uinversal.seesaa.net/article/189391765.html
の記事などをご参照ください。

それが、ちょっと鍛接を失敗しまして
地金の思ったより先の方に
鋼を付けてしまったんですね。
そうすると左右の刃の鋼の位置が
違っているということになり。
そうすると、一方の固い部分が
もう一方の柔らかい部分に
食い込んでくるようになるんですね。
これを鋏鍛冶職人用語で
“カニ喰い”状態っていうんですけど
こうなるともうその鋏は
すぐに使えなくなっちゃうんですよね

ということで、目釘の位置を
変えることで、その擦り合わせを
調節しようとしたこところ
なかなか、適切な場所に
穴を開けることができなくて
何度も失敗しているうちに
穴が大きく、歪な形になってしまった
という訳です。

というのも、今回、鍛接を失敗したのが
そもそもの原因で、これが
大きく響いている訳ですが。
これが、なぜ起こったのかと申しますと
火床(ホド)の調子が悪くって
火が素材(鉄)に均等に
まわらなかったんですよねえ。
何年かに一度、火床は分解して
メンテナンスを施すのですが。
それを師匠が何週間か前に行って
送風口の位置がほんの少し上向き
加減になっちゃったみたいでして。

あと耐火レンガの間を埋める
耐火土もなくなったとかで
微調節も思うように進まず……
もうね、鍛造や研ぎだけが
鍛冶屋の仕事じゃないんですよねえ。
道具や設備の調整もできんと
満足な品は出来上がんない
のですよ。はあ〜。
クリックしていただけると励みになります。さて何位かな〜。
↓↓↓

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いや〜今回、ちょっと手間取ってます
普通2日目を終えたこの段階では
焼き入れまでを終了しているのですが
今回、生研ぎ、そして
目釘穴あけ・菱打ち、までを
ようやく終了した段階で時間切れ。
ちなみに鋏の製作工程は
以前に紹介したコチラ↓
http://uinversal.seesaa.net/article/189391765.html
の記事などをご参照ください。


それが、ちょっと鍛接を失敗しまして
地金の思ったより先の方に
鋼を付けてしまったんですね。
そうすると左右の刃の鋼の位置が
違っているということになり。
そうすると、一方の固い部分が
もう一方の柔らかい部分に
食い込んでくるようになるんですね。
これを鋏鍛冶職人用語で
“カニ喰い”状態っていうんですけど
こうなるともうその鋏は
すぐに使えなくなっちゃうんですよね


ということで、目釘の位置を
変えることで、その擦り合わせを
調節しようとしたこところ
なかなか、適切な場所に
穴を開けることができなくて
何度も失敗しているうちに
穴が大きく、歪な形になってしまった
という訳です。

というのも、今回、鍛接を失敗したのが
そもそもの原因で、これが
大きく響いている訳ですが。
これが、なぜ起こったのかと申しますと
火床(ホド)の調子が悪くって
火が素材(鉄)に均等に
まわらなかったんですよねえ。
何年かに一度、火床は分解して
メンテナンスを施すのですが。
それを師匠が何週間か前に行って
送風口の位置がほんの少し上向き
加減になっちゃったみたいでして。


あと耐火レンガの間を埋める
耐火土もなくなったとかで
微調節も思うように進まず……
もうね、鍛造や研ぎだけが
鍛冶屋の仕事じゃないんですよねえ。
道具や設備の調整もできんと
満足な品は出来上がんない
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