これ、師匠んちの金敷なんですけど
金敷(カナシキ)とは以前コチラ↓で
http://uinversal.seesaa.net/article/215103789.html
紹介したことがありますので
よろしければ、そのときの記事を
ご参照ください。
まあ簡単にいうと
料理でいうまな板のようなもん、
鉄の形成台ですな。
で、これがもう最後に焼入れをして
約20年ほどたっているらしいのですが
するってえと作業面の焼きが戻って
柔らかくなってしまっているとのこと。
それで、作業面の中央部分が
少々凹みぎみになっていたんですよね
ほんでもって、いよいよ鍛接が
しにくくなってきたということで、
昔使っていたという別の金敷を
師匠が工房奥からひっぱり出してきて
「こいつと交換しよう」と言い出しまして
その作業を手伝うことに。
まずは、こいつもまた、作業面の
中央部分が凹んでおったので
まずは頭部分を赤らめて、
作業面の両端を大槌で打ち
きれいな湾曲をつけなおしまして
3人がかりで焼きを入れなおし
交換し、しばらく使っていたのですが…
どうも、これが、「しっくりこない」と
また師匠が言い出しまして
結局、元使っていた
金敷と入れ替えることに。
ということで先の画像にあるように
こっちもまた頭をキレイな湾曲に
形成しなおし、焼入れをするのですが
この焼入れが大変な作業なんですよ。
これほどの大きさの鉄の焼入れとなると
昔は川原でやっていたというほど
大量の水が必要なんですね。それを
この狭い工房内でやるんですから。
まずはホースの水を出しっぱなしにして
水を入れた盥を何個も準備して、
水桶に金敷を投げ込んだと同時に
3人で一挙に盥の水をぶっける
といった具合で遂行します。
ほんでもって画像を見てもらえれば
分かると思うのですが、
金敷は全部鉄で出来ているのですが
地中に埋まっている部分がかなりあり
その総重量は相当なものなんです。
針金で吊るして、棒で肩にかつぎ
なんとか移動させ、無事、
焼入れを終了することができました。
あとは本体を地中深く埋め込んで
「はあ、これであと20年は大丈夫や
しかし、あいたた」
と腰を押さえる師匠。
「し、師匠―!」
どうやら腰をやっちまったみたいです。
「金敷は20年大丈夫でも
師匠が大丈夫じゃないやない」
と、とりあえずは笑い事で済ませる
レベルではありましたが。
ところで、約20年に1度の
この作業を見れたのは貴重でした。
ひとつひとつ、
見せてくれているんでしょうか…
ありがとうございました。
クリックしていただけると励みになります。さて何位かな〜。
↓↓↓
金敷(カナシキ)とは以前コチラ↓で
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よろしければ、そのときの記事を
ご参照ください。
まあ簡単にいうと
料理でいうまな板のようなもん、
鉄の形成台ですな。
で、これがもう最後に焼入れをして
約20年ほどたっているらしいのですが
するってえと作業面の焼きが戻って
柔らかくなってしまっているとのこと。
それで、作業面の中央部分が
少々凹みぎみになっていたんですよね
ほんでもって、いよいよ鍛接が
しにくくなってきたということで、
昔使っていたという別の金敷を
師匠が工房奥からひっぱり出してきて
「こいつと交換しよう」と言い出しまして
その作業を手伝うことに。
まずは、こいつもまた、作業面の
中央部分が凹んでおったので
まずは頭部分を赤らめて、
作業面の両端を大槌で打ち
きれいな湾曲をつけなおしまして
3人がかりで焼きを入れなおし
交換し、しばらく使っていたのですが…
どうも、これが、「しっくりこない」と
また師匠が言い出しまして
結局、元使っていた
金敷と入れ替えることに。
ということで先の画像にあるように
こっちもまた頭をキレイな湾曲に
形成しなおし、焼入れをするのですが
この焼入れが大変な作業なんですよ。
これほどの大きさの鉄の焼入れとなると
昔は川原でやっていたというほど
大量の水が必要なんですね。それを
この狭い工房内でやるんですから。
まずはホースの水を出しっぱなしにして
水を入れた盥を何個も準備して、
水桶に金敷を投げ込んだと同時に
3人で一挙に盥の水をぶっける
といった具合で遂行します。
ほんでもって画像を見てもらえれば
分かると思うのですが、
金敷は全部鉄で出来ているのですが
地中に埋まっている部分がかなりあり
その総重量は相当なものなんです。
針金で吊るして、棒で肩にかつぎ
なんとか移動させ、無事、
焼入れを終了することができました。
あとは本体を地中深く埋め込んで
「はあ、これであと20年は大丈夫や
しかし、あいたた」
と腰を押さえる師匠。
「し、師匠―!」
どうやら腰をやっちまったみたいです。
「金敷は20年大丈夫でも
師匠が大丈夫じゃないやない」
と、とりあえずは笑い事で済ませる
レベルではありましたが。
ところで、約20年に1度の
この作業を見れたのは貴重でした。
ひとつひとつ、
見せてくれているんでしょうか…
ありがとうございました。
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