2012年07月16日

博多鋏('12年7月・6寸・1日目)

さて、2週に1度の
僕の週末鍛冶修業ですが。
ここんとこ、ずっと
道具や設備の修理続き↓
http://uinversal.seesaa.net/article/274384213.html
http://uinversal.seesaa.net/article/271051002.html
http://uinversal.seesaa.net/article/267987226.html
だったもんですから、そろそろ、
鋏造りに戻らんと、ほんと、
腕がなまっちまうかも。ということで、
とりかかったのが、この鋏製作。
20716-1.jpg 20716-2.jpg
師匠が「ああ、失敗した〜」といって
投げ出したものを拾って
「どこが失敗したんですか」と尋ねると
「鋼が付いた場所が鎬(シノギ)より
1mm上にズレとろうが」
「え〜たったそれだけですか?
もったいないのでこれ僕にください」
「何にするとや?」
「もう片方を僕が作って
鋏を完成させますんで。
師匠の形に合わせることで
勉強にもなるなあと思いまして」
「さあどうやろ。勝手にしい」
20716-3.jpg 20716-4.jpg
(ちなみに、上写真のものが
その師匠作のものでして。
右上の写真、鉄の色が変わっている
部分が鋼なんですけど
裏の鎬と1mmほどズレているのが
分かりますでしょうか)

ということで、本日は
とりあえず師匠の目方にあわせて
地切り(ジギリ)までを終了させる。
(ジギリとはコチラ↓を)
http://uinversal.seesaa.net/article/206724054.html
20716-5.jpg 20716-6.jpg
ふむふむ、この作業。
かなり勉強になりそうな予感がする。
しかも、今までに造ったことのない
6寸という巨大サイズなものだし。
なんだかワクワクしてきたぜえ。
posted by アサケン at 16:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 鍛冶修業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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