2014年04月26日

創作鋏('14年1月製作開始・5寸 その2)

さて、前回コチラ↓で紹介した
http://uinversal.seesaa.net/article/386892345.html
新しい僕の創作鋏。
名付けて「三つ指穴鋏」!の製作
ゆっくりゆっくり進んでおります。
40425-1.JPG 40425-2.JPG
まだ、「生研ぎ」の途中
って感じのとこですが。
アシが2つに分かれた部分に
めちゃくちゃ難しさを感じております。
40425-3.JPG 40425-4.JPG
というのも、そのアシの部分を
開いては削り、閉じては削り
と繰り返しておったら
なんだか、その股の部分が
金属疲労を起こしてるみたいで
今にも折れそうになってしまって
いるんだなあ、これが。
40425-5.JPG
もうこれ以上動かさず
最後の仕上げに持っていくしかない
といった状況で……
ん〜、無事出来上がってくれることを
祈るのみという感じです。


さて、本日はここから
ちと鋏から離れた話をば
させていただきます。

「博多町家」という言葉を
ご存じの方はいらっしゃるだろうか

あの豊臣秀吉が行った
博多の町の区画整理により
出来上がった間口が狭く奥行の深い
独特な住宅スタイルのことなのだが↓
http://100.f-design.gr.jp/?p=249
それを再現し展示館にしたのが
「博多町家 ふるさと館」↓
http://www.crossroadfukuoka.jp/event/?mode=detail&isSpot=1&id=400000005259
だったりするわけですね。
しかし、師匠んちはこれを、今も
現役として使っているのであります。

ちなみに、
町家と長屋との違いは↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%BA%E5%B1%8B_(%E5%95%86%E5%AE%B6)
長屋が集合住宅であるのに対し
町屋は独立住宅であること。
すなわち、隣との壁が
お互いで1枚を共有しているのではなく
それぞの家が1枚づつを
所有しているんですな。

京都でもよく見られる
商人や職人たちの町スタイル
なのですが、これが今
様々なところで問題を起こしている
らしいんです↓
http://sumai.nikkei.co.jp/edit/soudan/house/detail/MMSUq2000020062012/

突然、隣の家の家主が
その土地の人間ではなくなって
一方的に建て替えをするんですな。
そうすると、こっちの家の壁は
土壁がむき出し状態となっており
補強工事を強いられてしまうのです。
40425-6.JPG
それだけで事が終わればいいのですが
師匠の家の場合だと
この補強工事により壁幅が
あと6cmほどの隣の家側に厚くなる
ということらしいのですが
その侵食さえも許さないという
新しい家主もいらっしゃるみたいで…
40425-7.JPG 40425-8.JPG
“お互い様”といった関係性が
なくなってゆく、今の日本の縮図を
見せられたような思いです。

ちなみに、以前の師匠んちは
こんな感じで隣の家が隣接してました
(ちょっとしか隣が映ってないけど)↓
http://uinversal.seesaa.net/article/241288098.html
あと、近隣の同様な家は
こんな感じで補強工事を
しておりました。
40425-9.JPG 40425-10.JPG
町屋エリアに対する特別な法律もなく
誰もかれもが自己主張をしはじめたら
確実にこの日本から町家スタイルは
消え去っていくでしょう。
これでいいのでしょうか?

どーなる、師匠んち!
近々裁判が行われる。

posted by アサケン at 21:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 鍛冶修業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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