2017年01月28日

鍛造機メンテナンス

さてさて、
前回の記事は…2015年の9月かあ
はははは、またまた久しぶりに
このカテゴリの記事を
更新させていただきます。
博多鋏の鍛冶職人・高柳晴一氏
のもとでの鍛冶修業、
しぶとく続けておりますよ〜(^_^)

ここんとこちょいと体調を崩してる師匠。
そんな師匠に代って工場の
大切な機械類のメンテナンス作業を
任されるようになった私。
最初は「遊び人」、その後「生徒」
最近ではようやく「弟子」と私のことを
他人に紹介してくれるようになっていた。
これはもう間違いなく私が
4代目候補になったという証(号泣)
メンテナンス頑張らさせていただきます!

ということで最初は
鍛造機のメンテナンス作業から。
鍛造機の役割については
以前に紹介したコチラ↓
http://uinversal.seesaa.net/article/206724054.html
の記事をご覧ください。

とにかく鉄のマシンですから
錆だの摩耗だのが一番の天敵。
それらを防ぐのにはこまめな
オイルにグロス注入が不可欠なんです。
で、どういったところに刺したかを
鍛冶屋覚え書きとして
ここに写真で記録しておこうと。

まずはオイルがコチラ。
161216-1.jpg 161216-1-2.JPG
とにかく回転して動く
摩擦がおこるとこすべてですな。
161216-2.jpg 161216-4.jpg 161216-3.jpg 161216-5.jpg 161216-6-1.jpg 161216-6.jpg 161216-7.jpg 161216-7-1.jpg 161216-7-2.jpg

続いてグリスがコチラ。
まずはグリスガンの後ろの棒を
引っ張り出して引っかけた状態にし
グリスを投入したら棒を戻して
セッティングが終了。
161216-9.jpg 161216-8.jpg
グリスは鍛造機側に投入口があって
そこからでしか入らないんですな。
この鍛造機には2か所にありました。
適当に摩擦が起こってそうな所に
塗ったところで表面でしかなく
機械のなかまで入っていかないのだ。
161216-10.JPG 161216-11.JPG

とにかくマシンは大切に使わんとね。
ちょっと前に師匠から
この「フクダ」の鍛造機は
現在はもう会社自体がなくなってて
事業を引き継いだ会社が
受注生産性で作っているのみ
って聞いたことがあったからなあ。
ネットで調べてみると、ありました。
コチラ↓がその会社のようですな
http://www.taniguchi-iw.co.jp/index.php?id=11
「谷口鉄工所」っていうんだ。

ついでに
その他の会社も検索してみると
スプリングハンマーの製造販売を
専門でやっている会社も
あるじゃないですか↓
http://www.ne.jp/asahi/terasawa/homepage/service.html
「寺澤鉄工所」かあ覚えとこ。

「坂本式ベルトハンマー」ってのもあるぞ
https://www.kochi-seizou.jp/attention/?hdnKey=572&lang=jp

「卓上スプリングハンマー」?!
http://www2.plala.or.jp/springhammer/
「日本の伝統を趣味に
定年後に憧れの職人を」
って、なにそれ(笑)

しかし
この鍛造機の調節には
どの鍛冶屋さんも相当苦労している
みたいですな↓
http://damascusnote.blog.fc2.com/blog-entry-23.html
へ〜、この人凄いなあ
ダマスカス・アーチストとかいるんだ。
ダマスカスとはこのブログでも
以前にコチラ↓
http://uinversal.seesaa.net/article/238519282.html
で紹介した記事をご覧ください。

よっしゃ、鍛造機のメンテナンスは
今回はこんなとこで終了〜。
次はグラインダーと円砥じゃあ。
posted by アサケン at 15:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 鍛冶修業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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