2005年06月20日

某リハビリテーション専門学校 「生活環境論」講義 9日目

本日のメインは以下の7原則。
とりあえずお経のように唱えるべし。(^^)

ユニバーサルデザイン7原則
1.誰にでも公平に利用できること
2.使う上で自由度が高いこと
3.使い方が簡単ですぐ分かること
4.必要な情報がすぐに理解できること
5.失敗や危険につながらないデザインであること
6.無理な姿勢をとることなく、少ない力で楽に使えること
7.アクセスしやすいスペースと大きさが確保されていること

これからは、ユニバーサルデザインを生み出せる人材が必要とされる。
そのために今、いろんな場所で様々な教育プログラムが試されている。
上記の7原則もその中の1つだ。
ユニバーサルデザイン教育プログラムが目的とする能力とは、
「多数派は少数派の不便さやニーズを的確に把握する力を身につける必要がある。
少数派もまた自分の不便さを意識して言葉で表現することが求められる。
すなわち、双方が高い感受性や内省力を持つことが必要である。」
ということである。
本日は、この“感受性を磨く”トレーニングの1つを試みる。

そのトレーニングとは私が提示したとある図形を、
生徒の1人が言葉のみを使い、
この図形を見ることが出来ない他の生徒に伝えるというもの。
受け手は質問も一切禁止。
その結果が以下である。
赤色の図形が私が提示した図形で、
黒色の図形が言葉のみで伝えられた生徒が書いた図形だ。
お題は3つ。

619-1.jpg
お題1
619-2.jpg619-3.jpg619-4.jpg619-5.jpg


619-6.jpg
お題2
619-7.jpg619-8.jpg619-9.jpg619-10.jpg


619-11.jpg
お題3
619-12.jpg619-13.jpg619-14.jpg619-15.jpg

単純なトレーニングではあるが、
“相手の身になって考える”という能力に
驚くほどの効果が認められるらしい。
posted by アサケン at 01:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 生活環境論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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