2019年12月06日

コークス炉

師匠のもとを離れ、自分の場所をみつけ
ようやく“俺の火”といえるものを
つけるとこができた。


今年の春にヤフオク!で競り落とし
我が家にやってきた手動のコークス炉。
(またの名をフイゴ、ホド)
191206-2.png

やはり相当大変だったが、
なんとか赤いコークスになってくれた。

しかし、鍛冶屋の原点を手に入れた気分。
俺には電気はいらない。
火さえあれば鉄を自由に鍛造できる!
という自信を与えてくれた。

そんな“俺の火”にて作った
最初の作品は…道具である。
鍛冶屋は自分の道具は自分で作るのが基本。

炉内の散らばったコークスを集めたり
炉の根詰まりを取り除いたり
空気穴を開けたりして、コークスの火を
馴染ませる道具(カギ状の棒)
火造りにおいては最も頻繁に使用される道具だが
鍛冶屋の必需品として取り上げられることは
ほとんどない(名前もついていない)

このような存在こそが
資料や文献だけでは残せてない
ところではないだろうか。
作る人がいなくなり、記録だけを頼りに
再現するとなると十数年はかかると
言われている伝統工芸の世界。

なんとかこの火を
灯し続けたいと思っている。
posted by アサケン at 15:49| Comment(0) | 鍛冶修業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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