2020年09月10日

地ぎり

まずは鋏造りにおける第一段階
“地ぎり”の工程を終えることができた。
本来であればこの工程は
鍛造機を用いて行うのだが。
今はそんなものを持ち合わせてない
しがない駆け出し妄想鍛冶職人の身。
全て手打ちにて完了する。
200822-1.jpeg
しかし、これが正真正銘の
“手打ち”と言えるものであろうと
マイナスをプラスに考えている。
伝統工芸の世界では
出来る限り近代的機械を遠ざけることが
善であると思っている。
それにどんな意味があるのか…
師匠は…
「きりがなくなるんよ、どっかで止めんと」
と言っていた。

僕が今思うのは
機械は同じものを早く楽に作るためにあり
そういう機械で作られたものに
人は愛着や感動を感じないのではないか
ということ…。
まだまだ考察の途中で、説得力のない
答えにしかなってないだろう。
これから考え続けていきたい
テーマの一つである。
200822-2.jpeg
posted by アサケン at 13:12| Comment(0) | 鍛冶修業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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