2020年10月16日

鋼(ハガネ)を切り出す。
難しかったのは鋼にツメを形成する部分。
ズレないようにして鍛接ために
このツメを地金に食い込ませるのだ。
201002-1.jpeg
博多鋏が日本刀と同じ構造だと
言われる所以がこの鍛接。
軟鉄の地金に、鋼鉄の鋼を貼り付けることで、
鋭さと粘り強さを合わせ持つ
刃物となるのだ。
201002-2.jpeg
次回はいよいよ鍛接(沸かしつけ)に挑む。
火造りにおいて最も難しいとされる
前半戦の大きな山場だ。

我がコークス炉よ
鍛接に必要な1000℃という炎に
どうか到達しておくれ。

最近、レンタル工房の近所住民に
ブロアーの音がうるさいとの
苦情を言われてしまった。
そこでレンタル工房の管理人と話し合い
ブロアーを室内において消音をはかり
ホースでガレージのコークス炉まで風を送る
新システムへと改造した。
今のところ苦情はもう出ていない。


posted by アサケン at 14:19| Comment(0) | 鍛冶修業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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