2021年01月30日

焼入れ、焼戻し

焼入れ、焼戻し、完了。
しかし、本当に出来たかどうかは
まだ分からない。

とりあえず師匠が
焼入れしていたときの映像を心に浮かべ、
780度という温度を鉄の色で見極め
桶にためた水で冷却した。

鋼を硬くすることは出来た。
しかしこの焼入れが
本当にこの鋏にとって最適であったかは
これから分かるといったところだ。
210130-1.jpeg
何十年たっても
刃こぼれせず、切れ味も変わらない
そんな刃になっていれば
成功である。

この調整だけは永遠に
終わらないものであろう。

短命か長命かはまだ分からないが
刃物として命はとりあえず宿った。
さて次は本研ぎである。

最後の動画で見ていただきたいのは
刃側を擦り合わせると
滑りも良く乾いた音がするのだが
峰側を擦り合わせると
滑りが悪く湿った音がすること。
これで、とりあえずの焼きが入ったことを
分かっていただければと思いまして。

posted by アサケン at 13:19| Comment(2) | 鍛冶修業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
焼きが入ってない時の音がないと素人は比べきらんばい(笑)
Posted by G3 at 2021年02月04日 08:53
おお、ここのコメントは久しぶりやねえ。
やけん峰側は鋼がついとらんけん焼きが入っとらんのよ。まあ、微妙な音の違いやけどね。動画じゃ特に分かりずらいけど(^^)
Posted by アサケン at 2021年02月06日 12:41
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