2024年02月24日

帯鉤 試作3

アルミにだけ施すことができる
表面加工処理がある。
アルマイトだ。

陽極酸化処理ともいい
アルミを陽極で電気処理して
人工的に酸化被膜を生成させる処理技術。
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この処理を施すことでアルミは
腐食しにくく傷つきにくくなる。
そして染料により様々な色に出来るのも魅力で
バケーションブルー
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ギャラクシーブラック
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などDIYで生成することも可能だ。

この技術、日本発祥とのことで
発明したのは大正12年、
理化学研究所の研究員らしい。
素晴らしいね。

このアルマイトを工芸品に施す。
面白いんじゃないかなあ。
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2024年01月25日

帯鉤 試作2

アルミ面白い。

金や銀のような輝きはないが
表面をいじれば
なんとも言えぬ表情が顔を出す。
鉄や銅のように錆ないし、
叩けば錫より圧倒的に硬くなる。
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気軽に使えない金属は毎日使えない。
日常の金属とでも言おうか、
その点においては鉄とアルミは
似ているように思う。
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クチバシ部分のカーブが
丸すぎても四角すぎても
ダメなような気がしている。
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この辺は鋏作りと一緒。
過ぎても足りなくても良くない。
ただ削り過ぎるともう元には戻れない。
しかし言わないとほとんど分からない。
そしてまったく同じものは絶対作れない。

アルミとの格闘の日々が続いている。
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2023年12月10日

帯鉤 試作1

なまして(熱して)は叩いてを繰り返し
金属の形を作っていく鍛金。
その技法は
「鍛造」「打ち出し」「絞り」とある。
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鍛造はいわゆる鍛冶屋が代表となる
赤らめた素材(鉄)を叩き
形を形成していく作業。

その昔、
鍛金も鍛冶も彫金も
鋳物も刃物も錺金物も
金属を使って物を作る職人の全てを
金工と読んでいたそう。

ところで鍛金の鍋や皿、カトラリーに
よく使われているアルミという素材。
その打ち出し方は熱したアルミを
一度冷却して叩く。
鉄は急冷すると固くなるが
アルミは柔らかいままを保つ。
金属面白いね。

今、アルミの鍛金であるものを作っています。
前回、私はいったい何者か?って問いに
金属小物作家かなって答えたけど
金工でいいじゃないかと思った次第。
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2023年11月05日

浅研鋏製作所8

我が工房…というより
町工場…いや村工場かな。
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私は今、ここで
鋏じゃない何かを作っています。
そこで、私はいったい何者か?
って考えたんですけど…
金属小物作家かな。
やっぱ私は邪道だわ。
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がしかし邪道上等の無頼派です。
邪道=自由に製作活動に励みます。
お見知りおきを。
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2023年10月07日

浅研鋏製作所7

さて、作業場作りはこれくらいにして、
後はサグラダファミリア状態で
永遠に少しずつ作り続けていくことに。
とりあえず看板を控えめに揚げてみた。
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ワクワクドキドキ。
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2023年09月08日

浅研鋏製作所6

シャッターがこれ以上錆ないように
錆を落とさず錆の上から
直接塗ることが出来る
「油性シリコンタフ鉄部用」をペイント。
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なかなかうまく塗れたんじゃないの?
まるで新品(言い過ぎか)
のような仕上がりに大満足!
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2023年08月25日

浅研鋏製作所5

我が作業場の天井付近に
むき出しになっていた塩ビパイプ。
それが鉄パイプに生まれ変わった!
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「アイアンペイント」やばい。
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2023年07月29日

浅研鋏製作所4

鍛冶屋なんですけど
新しく手に入れた作業場の天井に
オイルステインも塗りまっせ。
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国立競技場や熊本城でも
採用されているという
キシラデコール
間違いない!
あと照明も
ガレージライトに変えてみた。
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2023年06月27日

浅研鋏製作所3

鍛冶屋なんですけど
新しく手に入れた作業場の壁に
セメントも塗りまっせ。
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安心と信頼の
ハンズマン製インスタントセメント。
間違いない!
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2023年05月22日

浅研鋏製作所2

新作業場にとりあえず荷物を運び終える。
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…もっとどおせならカッコよくしないとね。
当分は鋏を作る場所を
作る作業が続きそうだ。
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2023年04月22日

浅研鋏製作所

この度
自分専用の新しい作業場を
手に入れることが出来ました。
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そして
この相棒(コークス炉)を
無事作業場に運び入れることが出来ました。
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感無量。
夢がひとつ叶う。
posted by アサケン at 19:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 鍛冶修業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月23日

6寸博多刀鋏 納品

実は今回の鋏、
オーダーしてくださったのは
勝手に第二の師匠と呼ばせていただいている
人形師の中村信喬さんでして。
本日緊張の中、
無事納品させていただきました。
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そして「切れ味、使い心地は最高やね」
と言っていただきました。
この言葉を胸にこれからも
鋏を作り続けていけそうです。
ありがとうございました。
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2023年01月20日

6寸博多刀鋏 完成

6寸博多刀鋏、完成す。
左が以前作った博多鋏5寸
右が今回作った博多刀鋏6寸。
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今回実はとある方から
「薄いティッシュも厚い綾テープも
切れるようにして欲しい」
とのオーダーを受けて作ったもの。
博多鋏は生活鋏、
良くいえば万能鋏、
悪くいえば雑用鋏。
だからこその難しさが無限にある。

posted by アサケン at 13:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 鍛冶修業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年12月13日

6寸博多刀鋏、燻し&焼入れ

ようやく生研ぎが終了し
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足(持ち手部分)を燻し(絹焼き)
穂(刃部分)を焼き入れす。
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ここまで来ればあと…
3息と言ったところかな。

あとは本研ぎ、研磨、カシメて
出来上がり。

そして…切れますように。
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2022年11月26日

打刻印

ネットで見つけた最安値の刻印屋で
「浅研鋏製作所」のロゴ打刻印を製作する。
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感無量。

が、普通スタンプ面の中央に彫らんかね?
自分で芯を削れってか?
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どーせ機械的に作っているんでしょうけど、
まったくもう使いにくいなあ。
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まあなんとかなりそうだからいいけどね。

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posted by アサケン at 20:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 鍛冶修業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月24日

6寸博多刀鋏、生研ぎ

博多刀鋏6寸の方が
ようやく生研ぎ終了。
というと、全研ぎ工程の
約半分くらいが終了した感じ。
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まだ鋏になる可能性を残しているが、
これが一瞬でなくなるかもしれないのが
怖いところであり…面白いところ。
簡単に作れたんじゃあ、
面白くないんだよなあ。
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posted by アサケン at 17:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 鍛冶修業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年09月18日

5.5寸鋏用 曲金

今回、初めて5.5寸鋏を作っているのだが
そのアシ(持ち手部分)を曲げるときに使う型、
曲金がまだなかったので製作した。
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出来上がったものを
師匠にいただいた原寸設計図に乗せると
ほぼぴったりと合い感無量。
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3本の曲金は左より5寸、5.5寸、6寸用。
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試しに針金を曲げてみるといい感じ。
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ちなみに師匠が生前
一般用に販売してした博多鋏は、
これにあと4寸を加えた4種類であった。
私が4種類作れるようになるのは来年かなあ。
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2022年08月29日

6寸鋏、5.5寸鋏、沸かしつけ

沸かしつけ(鍛接)も無事終わり
これで火作りが終了する。
左が6寸鋏、右が5.5寸鋏。
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あとは研ぎ。
研ぎは鋏作りの全行程のうち
約6割を占めるといっていい。
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ここからが長いのだ。
ゴールは遥か彼方。
まだ見えない。
posted by アサケン at 16:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 鍛冶修業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月28日

安来鋼

この角柱状のものが鋼(炭素鋼)。
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これまた
師匠より生前にいただいた
限りある大切な鋼だ。
安来鋼・白紙2号
と言われるものだ。
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今回はこれを細く伸ばして
鋏のサイズにあわせて切り分けた。
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それではまた
その寸法を記録しておこう。
(上が5.5寸用、下が6寸用)
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次回は前回地切りした地金(軟鉄)に
この鋼を結合(鍛接)させる作業となる。
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前半戦の大きな山場を迎える。
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2022年06月25日

6寸鋏、5.5寸鋏、地切り

地切り、完了。

今回は2つのサイズの
鋏を作ろうと考えている。
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ひとつは全長6寸の鋏。
これは前回作った鋏と同サイズ
のものになるのだが、
前回の鋏は美しさを重視したため
ちょっと薄めに作った次第。
すると当然だが引き換えに
強さが落ちてしまっていた。
そこで今回はもう少し厚めに
頑丈に作ろうと考えている。

そしてもう一方は全長5.5寸の鋏。
これは初めて作るサイズ。
ということでアシ(持ち手部分)
を曲げる曲げ金から
作らなければならないのだが。
それよりも何よりも
この地切りのサイズからして
手探り状態…。

とりあえずこの段階での
寸法を記録しておこう。
(上が5.5寸、下が6寸)
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6寸鋏は前回同様、「博多刀鋏」。
5.5寸鋏は新しい独自の鋏を考えている。
今のところ「シン博多鋏」とでも
申しておきましょう。

お楽しみに
posted by アサケン at 13:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 鍛冶修業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする