ちなみに火床(ホド)とは
以前、コチラ↓でも
http://uinversal.seesaa.net/article/198675983.html紹介したことがあるのですが
言わば鍛冶屋の子宮
とも言える場所で。
コークスを燃やす炉ですな。
ここで鉄を赤らめ柔らかくし
命が吹き込まれる訳です。
以前、コチラ↓でチラっと
http://uinversal.seesaa.net/article/259110456.html触れたことがあったのですが
ここ数ヶ月間ずっと、ああでもない
こうでもないと、微調整してきた
火床(ホド)の送風口の位置が
ようやく、かたまったみたいでして。

しかし、師匠が言うことには
「これで固定したいんだけど
耐火レンガとレンガをくっつける
耐火土がもうないっちゃんね。
以前、20年ほど前に
綱場あたりで買うたっちゃけど
今、その販売店もないんよなあ」
とのこと。そこで僕が
「ちょっとネットで調べてみましょうか」
「おお、よろしく頼むは」
ということで、「耐火土」で
検索してみると
どうやら「耐火粘土」という
言い方のほうが一般的みたいで
さらには業界的には
「耐火セメント」と「耐火モルタル」
というものがあることを知り↓
http://www2s.biglobe.ne.jp/~chikuro/chikuro04mortar.htmたぶん、師匠んちで
今まで使っていたのは
その色や質感、機能性から
「耐火モルタル」であろうと。
色は、グレー色とベージュ色の
ものがあるらしく、
師匠が以前購入し少量残っている
それは土色だったので、それじゃあ
ベージュのものをまた購入しましょ
ってことで楽天市場で
みつけたのが以下のもの。
この「耐火モルタル」 右の写真をクリックすると 購入できるサイトにリンクします。 (アフィリエイトです) でも、誰か買う人いるのかなあ? ちなみにこの「耐火モルタル」 を使ってピザ釜とか 作っている人もいるみたいですよ まあ、よかったらどうぞ。
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で、パソコンを持っていない師匠に
調べた「耐火モルタル」の情報を
プリントアウトしていろいろ見せると
「えーっ、耐火レンガは
水で濡らしたらいかんのか。
俺は湿らせよったばい。
ははは、知らんやったあ」とのこと。
案外、職人はいい加減なのである。
「それはいいとして、
たぶんこのベージュのモルタルで
間違いないでしょう。
もうこのネットで購入しますよ」と俺。
「おお、宜しく頼むは」と師匠。

で、注文後、3日目あたりで
届いたのが、上の写真のもの。
ネットで見たものとパッケージが違うが
モルタル自体は確かにベージュ
だったので、まっ、いいか。
チッチャイことは気にするな
それ、ワカチコ、ワカチコ。
(ゆってぃ、元気かなあ)
とまあ、こんな感じで
現代の鍛冶屋は、近代化の波を
なんとかしのいでおります。
それじゃあ、明日。
このモルタルで火床をかためましょ。
続きはまた次回。
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