2022年10月24日

6寸博多刀鋏、生研ぎ

博多刀鋏6寸の方が
ようやく生研ぎ終了。
というと、全研ぎ工程の
約半分くらいが終了した感じ。
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まだ鋏になる可能性を残しているが、
これが一瞬でなくなるかもしれないのが
怖いところであり…面白いところ。
簡単に作れたんじゃあ、
面白くないんだよなあ。
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posted by アサケン at 17:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 鍛冶修業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年09月18日

5.5寸鋏用 曲金

今回、初めて5.5寸鋏を作っているのだが
そのアシ(持ち手部分)を曲げるときに使う型、
曲金がまだなかったので製作した。
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出来上がったものを
師匠にいただいた原寸設計図に乗せると
ほぼぴったりと合い感無量。
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3本の曲金は左より5寸、5.5寸、6寸用。
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試しに針金を曲げてみるといい感じ。
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ちなみに師匠が生前
一般用に販売してした博多鋏は、
これにあと4寸を加えた4種類であった。
私が4種類作れるようになるのは来年かなあ。
posted by アサケン at 15:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 鍛冶修業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年08月29日

6寸鋏、5.5寸鋏、沸かしつけ

沸かしつけ(鍛接)も無事終わり
これで火作りが終了する。
左が6寸鋏、右が5.5寸鋏。
220829-1.jpeg
あとは研ぎ。
研ぎは鋏作りの全行程のうち
約6割を占めるといっていい。
220829-2.jpeg
ここからが長いのだ。
ゴールは遥か彼方。
まだ見えない。
posted by アサケン at 16:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 鍛冶修業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月28日

安来鋼

この角柱状のものが鋼(炭素鋼)。
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これまた
師匠より生前にいただいた
限りある大切な鋼だ。
安来鋼・白紙2号
と言われるものだ。
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今回はこれを細く伸ばして
鋏のサイズにあわせて切り分けた。
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それではまた
その寸法を記録しておこう。
(上が5.5寸用、下が6寸用)
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次回は前回地切りした地金(軟鉄)に
この鋼を結合(鍛接)させる作業となる。
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前半戦の大きな山場を迎える。
posted by アサケン at 16:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 鍛冶修業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年06月25日

6寸鋏、5.5寸鋏、地切り

地切り、完了。

今回は2つのサイズの
鋏を作ろうと考えている。
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ひとつは全長6寸の鋏。
これは前回作った鋏と同サイズ
のものになるのだが、
前回の鋏は美しさを重視したため
ちょっと薄めに作った次第。
すると当然だが引き換えに
強さが落ちてしまっていた。
そこで今回はもう少し厚めに
頑丈に作ろうと考えている。

そしてもう一方は全長5.5寸の鋏。
これは初めて作るサイズ。
ということでアシ(持ち手部分)
を曲げる曲げ金から
作らなければならないのだが。
それよりも何よりも
この地切りのサイズからして
手探り状態…。

とりあえずこの段階での
寸法を記録しておこう。
(上が5.5寸、下が6寸)
220625-2.jpg
6寸鋏は前回同様、「博多刀鋏」。
5.5寸鋏は新しい独自の鋏を考えている。
今のところ「シン博多鋏」とでも
申しておきましょう。

お楽しみに
posted by アサケン at 13:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 鍛冶修業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする