2021年04月21日

博多鋏 1号 完成

師匠の元を離れ。
自分の床火で自分の火を起こし
作り上げた1号が完成した。
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自分の中では
ティッシュがスパッと切れることを
条件としている。

posted by アサケン at 16:01| Comment(1) | 鍛冶修業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月12日

本研ぎ、研磨

全ての研ぎがとりあえず完了した。
研ぎは少しでも削り過ぎると、
もう二度と前の形には戻せない作業。
削り過ぎた部分に合わせて、
全体を削り調節していくことしかできない。
だから、どんどん刃の厚みが
薄くなってしまうのが、よくある不具合。
または、薄くなっていくのが怖くて
厚く仕上げてしまうというのも
逆のパターンとしてよくあること。
今回はどちらかというと
若干厚めかなあ。でもまあ、
まあまあな出来ではないかと思う…
完璧なんて絶対ありえないし…
しかし、そんなこと言うと
よく師匠に怒られていました。
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研ぎはほとんど息を止めて行うので
この作業が終わると
まさにほっと一息といったところ。
後はアシを曲げて、カシメるのみ。
まだまだ緊張は続く。
posted by アサケン at 17:21| Comment(0) | 鍛冶修業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月30日

焼入れ、焼戻し

焼入れ、焼戻し、完了。
しかし、本当に出来たかどうかは
まだ分からない。

とりあえず師匠が
焼入れしていたときの映像を心に浮かべ、
780度という温度を鉄の色で見極め
桶にためた水で冷却した。

鋼を硬くすることは出来た。
しかしこの焼入れが
本当にこの鋏にとって最適であったかは
これから分かるといったところだ。
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何十年たっても
刃こぼれせず、切れ味も変わらない
そんな刃になっていれば
成功である。

この調整だけは永遠に
終わらないものであろう。

短命か長命かはまだ分からないが
刃物として命はとりあえず宿った。
さて次は本研ぎである。

最後の動画で見ていただきたいのは
刃側を擦り合わせると
滑りも良く乾いた音がするのだが
峰側を擦り合わせると
滑りが悪く湿った音がすること。
これで、とりあえずの焼きが入ったことを
分かっていただければと思いまして。

posted by アサケン at 13:19| Comment(2) | 鍛冶修業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月16日

研ぎ

研ぎ作業。
水研ぎグラインダーを使って
生研ぎ(ナマトギ)と言われる
第一段階の研ぎ作業から入る。
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火造りにおける鍛造もそうだが
研ぎ作業においては特に
常に引き算の作業である。
削り過ぎてしまうと
もう2度と元に戻すことは出来ない。
鉄を足すことなんてできないのだ。
それが鍛冶作業の基本にある
難しい部分であろうと思う。
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徐々に鋏らしき形を形成していき
9割がた整ったところで細工をする。
目釘穴あけ(メクギアナアケ)
菱打ち(ヒシウチ)を行なえば
なんというか、
博多鋏の魂が入ったような気分になる。
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そして次回、焼き入れをすることで
鋏としての命が宿る
と言ったところであろうか。
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posted by アサケン at 15:29| Comment(0) | 鍛冶修業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月18日

鍛接(沸かしつけ)

我がコークス炉が
鍛接に必要な1000℃という炎に
なんとか到達してくれた。
おかげで、無事
地金(ヂガネ)に鋼(ハガネ)を貼り付ける
鍛接(沸かしつけ)の作業を
完了することができた。
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難しさは、何といっても
鉄の色だけを見ての温度の見極めだ。
一瞬でも見逃すと
たちまち鋼が火の粉を吹いて解け出し
鈍刀(なまくら)と呼ばれる
使い物にならないものになってしまうのだ。
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ここをクリアできたということは
とても大きな一歩であり
自分への自信も少しは持つことができた。
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さて、次は研ぎの作業に入ることになる
実は鋏造りにおいては
研ぎの作業の方が大変とされているのだ…。
posted by アサケン at 15:43| Comment(0) | 鍛冶修業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする